医療法人社団 桃李会 大谷田耳鼻咽喉科

大野 真理 院長への独自インタビュー

亡くなった父の耳鼻科の分院という位置づけで開院

父が埼玉で耳鼻科を開業していたんです。若くして亡くなったのですが、今も本院が埼玉にあって、『大谷田耳鼻咽喉科』はそこの分院という位置づけです。なぜ北綾瀬駅から徒歩10分ほどのここ大谷田に開院したかというと……。まだ父が生きていて、分院としての場所をさがしていたとき、環境やさまざまな条件がよかったので、大谷田に決めたというわけです。何かゆかりがあったというわけではなく、親戚がいたとか、知り合いが多かったというわけではなかったので、まさにゼロからのスタートですよね(笑)でもおかげさまで20年が経ちました。父亡きあとは私が院長となったのですが、当時から支えてくれているスタッフもいます。
　自宅と父の耳鼻科が同じエリアにあったので、子供の頃から父の仕事をとても身近に感じていました。父に「耳鼻科をついでほしい」と言われたことはなかったのですが、「耳鼻科」や「患者さんを診る」ということ、「患者さんを笑顔にしてあげる」などのことが生活の一部になっていたような気がします。将来何になるかを考えたときに、耳鼻科の医師になることを選択したのは、とても自然なことでした。

小児医療センターに6年勤務した経験を生かす事が出来ている、患者様の年齢層

大人の患者さんもいらっしゃいますが、患者さんの年齢層としては小さいお子さんが多いですね。生後2か月の赤ちゃんの耳垢を取ることもありますよ。中耳炎や鼻水、感染症、風邪など、症状はさまざまです。私も子供が好きなので、子供たちが元気になっていく様子をみるのが嬉しいんです。以前、埼玉の小児医療センターに6年ほど勤めていたこともあり、そのときの経験を生かすことができたのではないでしょうか。ご兄弟で通ってくださったり、お子さんを連れてきたお母さんを診察したりすることもあります。
　アレルギーなので心配なさっている方は、検査をして、きちんと対応することで、子供さんも随分と快適に過ごせるようになりますよね。とはいうものの、注射がどうしても怖くて、なかなかスムーズに血液検査をさせてくれない子供さんもいるんです。そういうときは、緊急性を伴わない場合に限り、「検査してもいいよ」と言ってくれるまで、ある程度の期間、待つこともあります。なるべく無理矢理することはしたくないんです。

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